ティペット
ティペット
- 太さ(X)
0X(太い)〜12X(極細)まであり、そのラインシステムによって使い分けます。
リーダーが5Xだとしたら、その先に付けるティペットは6x〜細いものを付けます。
ミッジング(ユスリカや極小メイフライなど)の釣りになると、
リーダーが7x〜、ティペットは8x〜12xと、かなり繊細なシステムになります。
しかし、このシステムを使い30cm以上の魚とやり取りする面白さは
スリリングでフッキングやランディングの技術の向上にもつながります。
- 素材
ティペットもリーダー同様、素材はナイロンやフロロカーボンです。
特徴は、ナイロンはしなやかで伸縮性があり、よく浮きます。
フロロカーボンは、ナイロンより比重があり、水に良く馴染みます。伸縮性はナイロンより劣ります。
釣りのシチュエーションによって使い分ければいいと思います。
例えば、渓流のドライフライでの叩き上がりの釣りは、ナイロンの方が使い勝手がいいでしょう。
プールや湖などの止水、もしくはそれに近い場面では、フロロカーボンの方が適していると言えます。ニンフやウエットやストリーマーなどを使う時もフロロの方が水に良く馴染み、糸の存在を目立たなくする効果を期待できます。
- 性能
強度、伸縮度、しなやかさ、屈折率などあると思いますが、
やはり一番気になるのは、伸縮度です。
硬いティペットは魚がフッキングした時に、合わせ切れを起こしやすいです。しなやかに伸縮し、魚の当たりを吸収してくれるティペットが優れていると思います。
また、光の屈折率や反射で、目立ってしまうティペットは魚にも見破られてしまいます。水と出来るだけ同化する色や馴染むティペットがいいと思います。
これもまた色々試すことによって、その違いが分かってきます。
ティムコ(TIEMCO) AKRON フロロステルス・ティペット 50m ステルスブレー
高感度、高比重、高強度のフロロカーボンティペットです。張りのある低伸度素材が大きいフライや重たいフライなどの操作性を向上させています。さらに繊細なバイトをも逃さず伝え、感度のよさが際立ちます。また、水中にすばやくなじみ、水面からその存在をすみやかに消し去ることが出来ます。同時に光の屈折率が水に近いためティペットの乱反射を最小限に抑え、フラットな水面のシビアな状況などで高いステルス性能を発揮します。